マイナミグループ発祥の企業であるマイナミ貿易株式会社が設立されてから70年の歳月が過ぎました。この間、いくつかの山谷はあったものの、マイナミグループの歩みはおおむね順調なものであったといえましょう。創業後まもなくして手がけた民間航空への燃料供給事業は「日本の空港にマイナミあり」との声を定着させ、引き続きスタートした一般石油製品や特殊石油製品を取り扱う石油関連事業も、モータリゼーションの伸展や産業躍進の波に乗って着実に前進してまいりました。マイナミの事業は、今日では航空燃料、石油、物流、情報・出版、不動産管理、新規事業開発、など6事業部門8社に及んでいます。
今、日本経済はかつてない大きな転換期を迎えており、多くの企業が現状の打開に向けて必死の取り組みを行っています。このような状況に加え、マイナミが基幹事業を展開する航空業界・石油業界にも世界的なメガコンペティションのうねりが押し寄せており、全社一丸となった懸命の舵取りが続いています。
時代が大きく変わろうとするとき、それは同時に新しい飛躍のチャンスでもあります。
マイナミグループは、将来を見据えたグループ企業像を模索し、既存事業の拡充・深耕とともに、次代の中核事業確立を目指して人材・経営ノウハウの獲得にも積極的に取り組んでいます。
ときに素早くときに大胆に―― マイナミグループは、果敢な決断と迅速な対応によって幾多の競争に打ち勝ってきました。激動の今日こそ、この気風を堅持し、新たなるステージへ邁進してまいりたいと存じます。
今、私たちに求められるのは、現状を変えようとする強い意志と、変わろうとする情熱なのです。
マイナミホールディングス株式会社
代表取締役社長
南 友和